昨年に引き続き桶川スポーツランドで開催されている、関東ロードミニ選手権「HRCトロフィーGC」クラス参戦2シーズン目の活動報告です。
2シーズン目を振り返り、一言で例えると「確認期間」でした。
1.レースリザルト
①ベストラップ 目標タイム差
②順位
③ポイントランキング
2.マシン仕様
3.セッティングデータ
4.DUNLOP杯グランドチャンピオンシップ・レース結果
5.まとめ
1.レースリザルト
2シーズン目の2024年は下記2点のレース目標を設定しました。
1.関東ロードミニ選手権6戦、グランドチャンピオンシップ大会の計7戦出場
2.関東ロードミニ選手権、各戦の目標タイム
結果、№1は全7戦完走できました。№2は第2戦のみ目標タイムクリアできました。
①ベストラップ 目標タイム差
自身が最も重要視しているベストラップです。目標達成は第2戦のみでしたが着実にタイムは更新しています。昨シーズンに比べて約1秒更新できました。

②順位
雨とフライングで今シーズンも2度周回遅れになってしまいました。まだ最下位付近ですが前車が見える位置で周回できるようになり、もう少しで追いつけそうです。

③ポイントランキング
昨シーズンは8位でしたので3つ上がりました。内容は全戦参戦者の中では最下位なので少し悔しいです。

2.仕様・セッティングデータ
■車体仕様変更
・シートカウルやステップバー等の変更を行い、ストレートポジション変更とバンク角やコーナーリング姿勢が向上しました。
・前後ブレーキパッドをベスラ社製に変更し、フロントは初期タッチからの制動力、リヤはコントロール性が向上しました。また制動性向上に伴いコーナー進入時ライディングに余裕ができ、コーナー進入スピードを上げれたのでタイムが向上した。
■サスペンション仕様変更
・車両購入後初のフロントフォークオーバーホールを行いました。但しガイドブッシュは単体注文が出来ないので未交換です。
・フロントフォークのイニシャル側Oリングを新品交換することで、エア漏れを防ぎ底付き対策が出来ました。その後追従性向上のためアイ・ファクトリー社製のNSF100専用オイル「H(#75)」へ変更しました。
■他仕様変更
第2戦に向けての練習走行中の転倒で肋骨骨折し、エアバックとチェストプロテクターを導入しました。

3.セッティングデータ
■ファイナル(スプロケ)
・【14-36】で3コース共に使用中。レインコンディションは2丁ショートが必要。
・情報として上位選手は「1丁以上ロング」「ロングコースはミドルとショートより1丁ロング」を使用している。こちらの差は体重差も大きく影響していると考えられる。
■タイヤ
・リアタイヤはメーカー推奨時期に合わせ3種のコンパウンドを使用中。
・空気圧はメーカーサービス情報の【もてぎフル温間「F:1.8」「R:2.0」】を基準にテストし、現在【桶スポ温間「F:1.7」「R:1.9」で走行中。但し今後もテスト課題のため変更見込みである。
・レインタイヤは「TT72GP」中古1セットのみ使用中。新型「SPORTMAX RAIN」や従来型「KR345」は未導入。
■キャブセッティング
・セッティング手順としては、「SJ」でアクセルの付き具合、「MJ」で加速からの伸び、「JN」でその間の調整と言うイメージ。
■フロントサスペンション
・走行初期からの課題だったストロークの底付きは、イニシャル側のOリングを新品交換とシールグリス塗布することでエア漏れが防げ、油面UPの効果でストロークコントロールが可能となった。現状はオイルを少し高い粘度を使用し油面を10㎜上げて、その他はほぼSTDで走り込んでいる。
■リアサスペンション
・サスペンション構造とスプリングレート変更(もっと高いレートを使用したい)もレギュレーション規定がありセッティング範囲が狭いため、現状はリバウンドアジャスタ(TEN)調整でストロークコントロール(バンプラバーに接触しない位置)のみ行っている。

3.DUNLOP杯グランドチャンピオンシップ・レース結果
モビリティリゾートもてぎ フルコース はれ ドライ 6℃→8℃ HRCトロフィーGC №2 出走33台(クラス6台)
予選:総合27位(クラス6位) ベストラップ2'57.865
決勝:総合27位(クラス6位) ベストラップ3`00.179
タイヤや給油量等のハプニングがありずっとバタバタしてましたが目標タイムの3分切りを達成し、決勝では数台でスリップストリームのバトルも出来たのでとても楽しめ充実した2日間でした。
4.まとめ
■ライディング
・未だにNSF100の乗り方について探っている状況ですが、もてぎフルコースの走行経験とブレーキパッド交換での制動性向上で最終戦の最中に複数のライディングについての気付きがありました。「フロントブレーキの減速以外の使い方」「進入速度とライン取り」「タイヤグリップ」等があり、これらの課題対策をメインに走り込みを行いタイム向上を目指します。
・来シーズンはライディングと体重減量で「2秒」短縮を目標にします。
■マシンメンテナンス
・今シーズンは前後サスペンションとエンジンオーバーホールを計画していましたが、前後サスペンションのみ行いました。
・エンジンについては当初自身で行う予定でしたがアイ・ファクトリーさんと相談させてもらい、来シーズン開幕戦以降にフルオーバーホールをお願いすることになりました。
・車両をもっと理解したい思いがあり自身でエンジンオーバーホールを行いたかったのですが、100㏄とはいえ設備や経験が備わっていないとしっかり仕上がりないと気付き信頼のできるアイ・ファクトリーさんにお任せし、よりライディングに集中できるように計画しました。