初のもてぎフルコースでのレースを終えての感想は、参戦して良かったと素直に思えました🤗 フルコースを小排気量100㏄で走行するイメージはある程度予想していたが、実際体験すると良い意味で大きなギャップがあり新たなライディングを経験出来ました。
レース結果
モビリティリゾートもてぎ フルコース はれ ドライ 6℃→8℃ HRCトロフィーGC №2 出走33台(クラス6台)
予選:総合27位(クラス6位) ベストラップ2'57.865
決勝:総合27位(クラス6位) ベストラップ3`00.179
タイヤや給油量等のハプニングがありずっとバタバタしてましたが目標タイムの3分切りを達成し、決勝では数台でスリップストリームのバトルも出来たのでとても楽しめ充実した2日間でした。



フリー走行内容
BL:3`00.140 (前日から3秒更新)
前日の特別スポーツ走行でフロント残ストロークが12㎜程だったので、もっとストロークさせる為に走行前に油面を20㎜下げSTDから10㎜アップの110(96)㎜へ変更した。
前日発生したリアタイヤの振動は、コースイン時に少し感じたが全開走行可能だったので走り続け、2LAP目には振動も感じなくなった。走行終了後タイヤを目視したところ若干凹み箇所はあったが、今回はこちらで対応完了とした。
タイム更新の要因は新品タイヤのしっかり感が感じられ、安心して各コーナーの進入スピードを上げれたからである。また数回ストレートで他車のスリップに入ることでかなりストレートスピードが上がるのを実感した。逆にスリップを使われることもありペースの遅い他車にストレートで前に出られコーナー進入スピードが遅くなり、結果ラップタイムを上げれなくなることも分かった。
予選内容 ガス欠症状発生‼
BL:2`57.865 (3秒更新 今大会ベスト 目標達成!!)
走行前にプランを2つたてた。1つ目のプランは何台かの集団でスリップを使いタイムアップを図る。ただこちらは懸念点が2つあり、ペースの遅い集団に入った場合と、自信がコースと集団走行に慣れていないことだ。2つ目のプランはコースインタイミングをずらし単独走行でタイムアップを図る。
結果コースイン時にチェックがある為コースインタイミングをずらせず1つ目のプランで予選開始した。幸運にも早いペースの集団に入れて3LAP目に今大会のベストラップがでた。確かにスリップ効果も大きいが、他車を参考に早いペースでコーナー進入ができたことで全体のボトムスピードが上がったこともタイム短縮の大きな要因だった。
まだ余裕があるペースだったが5LAP目辺りから、パワーダウンを感じその後タイム更新出来なかった。走行終了後に残ガスを抜くと0.7Lだったので要因はガス欠だった。昨年桶スポで残ガス1.5Lでガス欠症状に経験があり間違いない。
初めてのコースと、2日間で15秒程タイム更新し燃費が変化していることもあり、給油量の検討違いが原因だった。
決勝内容
BL:3`00.179 (更新ならず)
まずスタートミスから始まった。ミスの原因は当日クラッチワイヤーの調整を行ったのでミート位置が変わったのと、フルコース用のロングファイナルで初スタートだったのでミート後に回転を下げてしまい、ほぼ最後尾まで順位を落としてしまった。
その後2台程抜き、NSF2台、グロム3台の5台のグループで周回する形になった。このグループは3分0秒辺りのペースだったので、自身は遅く感じていたが毎周どこかのストレートエンドで前に入られグループから抜けられない状況だった。
後日Moto3の映像を見るとストレートをただまっすぐ走るのでは無く、しっかり抜かれない様な走行ラインを取っているのが理解できた。
最後はせめてこのグループの先頭でチェッカー受けたいと考えいたが、他車も勝負をかけてきて先頭は取れなかったが、フィニッシュラインを3車横並びで通過する接戦を経験できて良かったです。
大会を振り返り
◯フルコースを100㏄マシンでレースを行う面白さを予想以上に体験できました。スリップストリームがこれほど効果があるとは思っておらず、レース人生で1番のスリップ経験が出来ました。
◯コース攻略については以前大きな排気量のマシンで何度もレース参戦しているコースなので「ストップ&ゴー」のイメージあったので、走り始めのギャップにかなり戸惑いました。結果「ストップ」の減速ブレーキが必要なのは「90°コーナー」のみで、他のコーナーのブレーキはフロントを沈める為がほとんどで、ほぼ半数のコーナーがノーブレーキでの進入だったのが驚きでした。特に1コーナーが5速全開で進入するなんてびっくりしました😝(初走行時1コーナーは、フルブレーキ+2速落としでした)
◯レース後に色々情報収集しているとやはり上位陣はタイヤ空気圧をかなり上げているようでした。フルコースでタイム出すにはタイヤグリップを下げてでもストレートスピードを上げるセッティングが必要のようです。フロントはもっと高くしたいが「1.8」以上だとコーナーリング中に跳ねる(チャタリング症状)との情報があり、自信も今回「1.8」で走行し2コーナーで跳ねる周回がありました。
■DLメーカー推奨空気圧 温間 「F:1.8」「R:2.0」
■フルコース情報空気圧 温間 「F:1.8」「R:2.4」
画像
■決勝前



■セッティングノート

