7月6日(日)関東ロードミニ第3戦に向けての3回目最後の練習走行結果になります。
今回はフロント荷重不足の対策と、30℃以上でのキャブセッティングをメインにテストを行いました。
はれ ドライ 31℃→36℃ 午前走行
チェックポイント 目標タイム:46秒台前半 (現BL:45.969)
①進入スピードを上げ手前からフルバンク
②CP手前から元気よく全開、リアタイヤのグリップを使い切る
③気温30℃以上でのキャブセット確認(SJ38→35)
結果 ベストタイム:47.144 未達成
①今回進入スピードを上げる為にフロントブレーキの早めのリリースを行った。結果は予想通りバンクはしているが、曲がり込む感覚がなくCP通過時のマシンの向きが変わり切らないのでアクセルを開けれない。要因はライダー体重に対してリアバネレートが低いので、バンクさせるとリアが下がり過ぎフロントに荷重が抜けているためである。
6コーナーのCP過ぎのアクセル開け始めのポイントと、9コーナーブレーキリリース後のポイントでフロント荷重が足らず跳ねる症状が出ている。フロントタイヤの温間エア圧を1.7→1.4にしたり、フォーク突出し量を3→6㎜に変更しても改善しなかった。
現在のライダー体重でのフロント荷重不足対策はフロントブレーキを引きずり荷重を抜かないようにするしかない。
②上記の状況ではアクセル開けたいポイントではマシンの向きが変わっておらず、また曲がらないので通過速度も遅いので全開にしてもタイムは上がらない。もし無理やり全開にしてもアウトいっぱいまでマシンをバンクし続けるラインになるのでリスクが高い。
③SJ38で走行開始したがふけ上がりが遅く感じたので、2本目走行でSJ35をテストし、若干ふけ上がりが軽くなった感覚があった。その後開け始めのツキが欲しかったので、JNをA-3→C-3に変更したが変化を感じない。今回MJは95で変更しなかったが、今後35℃以上で走行する際はMJ92番のテストもしたいが、パワーが落ちる夏場はこれ以上のセッティングはできないとも思っている。
■その他
◯今回のフロント荷重のテストには、変更したFBKパッド「ベスラ/WX」の効果が大きい。こちらのパッドは自信の制動力イメージにとても近く、良い意味で「何も感じない」というのが素直な感想で、指先がパッド表面にリンクしているような感覚がある。
◯前回走行前に故障したリアタイヤウォーマーだが、ジークスはリアだけ単品販売を行っていたので直ぐ注文し、昨日夕方に届いたので本日練習に間に合った。夏場といっても1本目の走行前にはウォーマーをかけて、1LAP目からしっかり走り込めた。
◯今回使用したリアタイヤは昨年夏の1レースのみ使用した「TT93GP PRO ミディアムコンパウンド(初使用)」で走行。ただし1レースしか使用していないのに減りが大きい状態だった(イメージ7分山)。実際走行してみるとグリップ不足で数か所で滑る。1コーナー、6コーナー、7コーナー、9コーナーと今までで一番のグリップ不足。ミディアムコンパウンドは減りが早いのか?第4戦で新品ミディアムコンパウンドを使用予定なのでグリップと減り(ライフ)の両方を確認。
次回
◯次回レースのタイヤは、1レース使用の「KR337」を前後使用予定。リヤはほぼ新品で「TT93GP PRO」との違いを感じるかテスト。
◯とにかくタイヤグリップを使い切り、コーナー通過速度アップを狙う。
◯フロントブレーキのリリースを遅らせ、少しでもフロントに荷重を残す。
画像
■パドック

■新品リアタイヤウォーマー

■セッティングノート
