今回のメンテナンスはGWを利用し、車体全体の大掃除とエンジン回りの各所調整も行いました。今回初めてメンテナンスした箇所もあり、新たに気付いた事でよりマシンを理解でき良い連休を過ごせました。😁
フレーム 清掃 点検 ステムベアリング交換
2023年末に新車購入後、6レース参戦、ウエットコンディション走行2回、転倒2.5回を経験しました。購入時から気になっていた本車両に付き物のフレームクラックの確認と合わせて、清掃と各所グリスアップを行いました。
まずバラシてみて改めて気付いたのが、フレームとシートレールが一体物だったことやリヤサス等各所が簡単な構造であることで、入門用に適している車両だと実感しました。実際走行で詰めて行くと足りない機能や構造があると思いますが、初めてレースをされる方には十分な車両だと思います。
結果フレームクラックは見つからなかったので一安心でした。ただ数点シルバーの塗装が剥がれている箇所(フレーム下部)があり、フレームが捻じれていることが実感しました。剛性的にこんなものなのでしょうね。
今回1点交換したのでステムベアリング周りです。分解時にステムの動きを確認したところ「ゴロゴロ」感があり、レース・ベアリング・ダストブーツの一式を交換しました。ここで発見したのが締付けトルクです。マニュアル記載のアジャストナット・ステムナットの指定トルクだと新品部品でも「ゴロゴロ」感が発生しました。結果指定トルクより低く締付けることで解消し、その後の走行でガタがないことも確認しました。
■ステム確認

■ベアリング周り交換

エンジン 脱着 清掃 点検 調整
初めてのエンジン脱着はとても簡単でした。空冷の1気筒はとにかく部品点数が少なくて助かりました。特に空冷ファンの隙間や各所清掃と点検し問題がないことを確認しました。合わせてオイル交換、バルブクリアランス、カムチェーンテンション、プラグの点検調整を行いました。
◯エンジンオイル交換 使用距離:358km/交換オイル:ELF HTX3835 5W-30 0.9L
◯バルブクリアランス 前回から1年ぶり1,200㎞走行後の点検調整を行いました。IN側:前回0.04→現在0.07→調整0.04 OUT側:前回0.05→現在0.07→調整0.05
◯カムチェーンテンション 今回初めて点検調整を行いました。実際にカムチェーンの張りを手で確認しながらマニュアル手順で行いましたが、張りの変化は感じなかった。伸びてなかったのかな?
◯プラグ 2023年11月から8番へ変更し590㎞走行しており今回プラグキャップの掃除も合わせて点検しました。ギャップは0.65で範囲内で汚れはほぼ無い状態でした。がいしは良い茶色に焼けていたが雨の初もてぎフルコース走行後なので微妙です。気になる点は中心電極の角が削れてきているところです。次回レース前に交換の予定です。
■エンジン脱着

■プラグ点検
