8月23日(日)、桶川スポーツランドで関東ロードミニ選手権 第4戦が開催されました。
今回は、初めてブリヂストン(BS)タイヤを投入してのレース。
これまで使用してきたダンロップ(DL)タイヤとの違いを確認しながら、前回まで取り組んできた「前荷重」と「ライディングポジション」の改善を、レース本番でどこまで活かせるかが今回のテーマでした。
目標は48秒台、そしてクラス表彰台。
しかし結果は、予選・決勝ともにクラス6位。
前戦とほぼ同じ順位となり、今回も表彰台に届きませんでした。
一方で、BSタイヤの高いグリップ性能を実感できたことで、自分がまだタイヤの性能を使い切れていないこともはっきり分かったレースになりました。
さらに、スタート後の競り合いや、12周のレースペースを維持する体力など、今後取り組むべき課題も明確になりました。
目標
- タイム:48秒台
- 順位:クラス表彰台
- テーマ:BSタイヤグリップを使い切る
結果
桶川スポーツランド ロングコース くもり ドライ 27℃→29℃ ライダー体重72㎏
HRCトロフィーGC №22 出走17台(クラス8台)
予選:総合15位(クラス6位) ベストラップ49.571
決勝:総合15位(クラス6位) ベストラップ49.654
■HRCトロフィーGC&JC 予選結果

■グリッド表

■決勝速報

■HRCトロフィーGC&JC 決勝結果

■第4戦終了後 GCクラスポイントランキング
※準備中
走行内容
公式練習
今回はBSタイヤを初めてレースで使用するため、公式練習ではまずタイヤの状態を確認することからスタート。
コースイン後の2周をタイヤの皮むきに使い、その間に前回の練習から変更しているハンドル位置10mm下げのポジションも確認しました。
タイヤのグリップ感、そして変更したポジションにも違和感がないことを確認しました。
最後の2周は、ハイペースで走っているライダーについていく形で走行。
その結果、レース前の練習ベストを無理なく更新することができました。
そして走っていて感じたのが、「まだタイヤのグリップを使い切れていない」ということ。
BSタイヤの高いグリップ力は十分に感じられましたが、現状の自分のライディングでは、その性能を完全には引き出せていません。
これは今回のレースで大きなテーマになりそうです。
■MYLAPS

予選
計測2周目から49秒台で周回することができました。
しかし、公式練習で出したタイムを更新することはできず、ベストは49.571秒。
予選は単独走行となってしまい、前方のライダーを追いかける状況を作れなかったことも、ペースアップできなかった原因のひとつです。
走りながら感じたのは、「まだ自力でペースを上げることができていない」ということ。
特に課題なのが、コーナー進入速度です。
タイヤにはまだグリップの余裕がある。
それは分かっている。
それでも、高い速度でコーナーへ進入することに対して、まだ自分自身に怖さがあります。
結局、タイヤの性能を使い切るためには、セットアップだけではなく、そのグリップを信じて使うライディング技術と度胸も必要だと感じました。
■MYLAPS

決勝
【スタート】
スタート自体は悪くありませんでした。
しかし、前戦と同じように後列からスタートした92号車に抜かれてしまい、1つ順位を落としてクラス7位でレースを開始。
ここから追い上げます。
【スタート~4LAP】
前を走るライダーの真後ろについていくことはできます。しかし、そこから先が難しい。
「抜けない」のです。
他車との接近戦になると、どの位置で、どのタイミングで仕掛ければいいのかが分からない。
特にミニバイクレースでは、ブレーキングでのパッシングが重要になりますが、ここにはまだ苦手意識があります。
さらに、コーナー脱出速度自体は前車に負けていない感覚があるものの、ストレートに入ると加速力で差がつきます。
ライダーの体重差もあり、次のコーナー進入までに少しずつ離されてしまう。
そのため、せっかく近づいても、ブレーキングで飛び込める距離まで詰め切れないという状況でした。
【5LAP】
そんな中、9コーナーの立ち上がりで92号車の真後ろにつくことができました。
ここで初めてしっかりとスリップストリームの効果を感じながら、仕掛けるタイミングを計ります。
そして、
2コーナー進入でパッシング成功!
92号車を抜いて、クラス6位へ浮上しました。
ロングコースのレース中に初めて2コーナー進入で、自分から仕掛けて順位を上げることができたのは大きな収穫です。
【6LAP~チェッカー】
その後、前方には2~3秒ほど先に走る8号車と83号車が見えていました。
「まだ追いつけるかもしれない」
そう思って追いかけましたが、ここからレース後半に入り、自分自身のペースも少しずつ落ちていきます。
最終的には前方との差が4秒以上に広がり、そのままクラス6位でチェッカー。
決勝ベスト
49.654秒
目標の48秒台には届きませんでした。
■MYLAPS

まとめ
成果
①BSタイヤのグリップを実感
今回が初めてのBSタイヤでのレース。
実際に走ってみると、これまで使用していたタイヤとは明らかに違う高いグリップ力を感じました。
そして重要なのは、
「タイヤが足りない」のではなく、「自分がまだ使い切れていない」
ということが分かったこと。
適正な空気圧セットも確認できたので、今後さらにライディングを合わせていけば、まだタイムアップできる余地があると感じています。
②前荷重フォームの基盤ができた
これまで継続して取り組んできた前荷重フォームについても、少しずつ形になってきました。
さらに、
- ステップ位置を下げる
- ハンドル位置を下げる
といったポジション変更によって、前荷重フォームを作りやすいライディングポジションも見つけることができました。
現時点では、マシンセッティングについては一旦完成に近い状態まで持ってこられたと考えています。
ここからは、セットアップを大きく変更するよりも、現在の仕様を使いこなすライディング技術を伸ばしていく段階に入ってきたと思います。
課題
今回のレースで、自分の弱点もかなり明確になりました。
①スタート後の競り合い
まず大きな課題が、他車との接近戦です。
ミニバイクレースでは、ブレーキングでのパッシングが重要になります。
しかし自分には、まだブレーキングで仕掛けることへの苦手意識があります。
以前参加していたフルサイズバイクのレースでは、
- コーナー立ち上がりからの加速
- ストレートでの追い抜き
- クロスライン
などを使ったパッシングが中心でした。
そのため、ミニバイクレースで必要となるブレーキングを使った近距離でのパッシング経験が不足しています。
今回92号車を抜けたことは、その意味でも大きな一歩でした。
②12LAPを走り切る体力
もうひとつ大きな課題が体力です。
今回もレース後半になると、自分自身のペースが落ちてしまいました。
12LAPというレース距離を、最後まで高いアベレージで走り切るための体力がまだ足りません。
速い1周を走るだけではなく、
「速いペースを12周維持する」
ためのトレーニングが必要です。
③タイヤグリップを最後まで使い切れていない
今回のBSタイヤでは高いグリップを感じることができました。
しかし、走行を重ねるにつれて、タイヤのグリップが落ちていく感覚もありました。
新品タイヤの状態からレース後半まで、どのようにグリップを使いながら走るか。
これも今後の重要な課題です。
④他車との加速力の差
コーナー立ち上がりでは、それほど大きな差を感じません。
しかし、その後のストレート加速では他車との差を感じます。
現在のライダー体重が72kgということもあり、軽量なライダーに対して加速で不利になる場面があります。
この部分については、まず減量を進めていきたいと思います。
今後
今回のレースで課題がかなり明確になりました。
次の練習からは、以下を重点的に取り組みます。
①減量
ライダー重量を少しでも軽くし、加速性能の向上を狙います。
また総重量が減ることで、足りないサスペンションのバネレートを補え、旋回力の向上も期待できます。
②他車との接近戦に慣れる
休日の台数が多い練習走行を積極的に利用し、他車と近い距離で走る経験を増やします。
単純に後ろについていくだけではなく、
追走 → 接近 → 仕掛ける → パッシング
までを練習したいと思います。
③12LAP以上のハイアベレージ走行
レース距離以上の周回を高いペースで走り、後半でもペースを落とさない体力を作ります。
「速い1周」ではなく、
「速いペースを最後まで続ける」
ことを目標にします。
④フロントDLタイヤの再テスト
今回BSタイヤを使用したことで、タイヤによるグリップ特性の違いをより明確に感じることができました。
次回はフロントDLタイヤについて改めてテストし、BSタイヤ経験してからの特性や感覚の違いを比較してみたいと思います。
その結果で今後のタイヤ選択を「フロントとリア共にBS」か「フロントDL、リアBS」を決定する予定です。
⑤次戦は予選から新品タイヤ
今回の経験を踏まえ、次戦では予選から新品タイヤを投入する方向で考えています。
予選からタイヤのグリップを最大限に使い、スタート位置を少しでも前にする。
そして、決勝での競り合いを少しでも有利にする。
次戦はこの流れを作っていきたいと思います。
第4戦を終えて
今回の第4戦は、結果だけを見るとクラス6位。
予選も決勝も前戦とほぼ同じ順位で、目標としていた表彰台には届きませんでした。
しかし、自分の中ではかなり収穫の多いレースでした。
初めて投入したBSタイヤによって、「タイヤのグリップを使い切る」という次の課題が明確になりました。
そして、これまで取り組んできた前荷重フォームやライディングポジションについても、少しずつ自分のものになってきています。
一方で、
「競り合いに弱い」
「レース後半にペースが落ちる」
「体重による加速力の差がある」
という、自分自身の課題もはっきりしました。
ここまで来ると、マシンをいじるだけでは速くなれません。
これからは、
ライダー自身を速くする。
ここが次のテーマになりそうです。
減量、体力強化、競り合いの練習。
やることはまだまだあります。
次戦に向けて、また一つずつ課題を潰していきます。
ギャラリー
■パドック

■2026年度レギュレーション対応 STDチェーンガード

■ハンドル取付け位置 10mmダウン

■走行
※準備中
■セッティングノート
